MITS工法
各システムの特徴
特徴 | CMSシステム | CMS-Sシステム(NETIS登録番号:QS-190020-A) |
---|---|---|
攪拌翼と中圧噴射の併用によりベースマシンの小型化と改良体の径拡大が可能 | ||
噴射・攪拌の併用により地盤改良の共回り現象が発生せず、周辺地盤の変位を抑制 | ||
攪拌翼の正転・逆転と中圧噴射攪拌により改良体の品質がさらに向上 | ||
最大打設長23m | 最大打設長25m | |
打設長16.00m以深はロッド継足しが必要で、別途クレーンが必要 | 打設長19.00mまでロッド継足しの必要がなく、クレーン等の必要がないため、CMSシステムより安価 | |
対応N値:粘性土N値10、砂質土N値15程度 | 対応N値:粘性土N値15、砂質土N値30程度 | |
バックホウタイプなので機動性に優れる | 専用機械のため、バックホウタイプより機動性に劣る | |
上下(1.5程度の段差)施工が可能 | 平坦地での施工が原則 |
機械概要
CMS工法
SF-200-LSH(0.8㎥級)の規格
重量 | 全幅 | 全長 | 概算設置圧 |
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26.1t | 3.0m | 9.5m | 55KN/㎡ |
最低地上高(作業時)20.0m 標準作業半径 ベースマシンの中心より、約7.0mとする。
(ベースマシン 19.8t)+(リーダー 3.2t)+(マスト 0.4t)+(エクステンションマスト 0.2t)+(カウンターウエイト 2.5t)= 26.1t
SF-200-LSH(0.8㎥級)の規格図
CMS-S工法
単軸式・小型地盤改良機の規格
重量 | 全幅 | 全長 | 概算設置圧 |
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25.5t | 2.5m | 6.8m | 91KN/㎡ |
最低地上高(作業時)25.0m
単軸式・小型地盤改良機の規格図
各土質(N値)毎の標準削孔・注入時間の単位作業時間
CMS工法
土質(N値) | 粘性土 | 砂質土 |
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N ≦ 1 | 1.0分/m(1.5分/m) | 1.0分/m(1.5分/m) |
1 < N ≦ 5 | 1.5分/m(2.0分/m) | 1.0分/m(1.5分/m) |
5 < N ≦ 10 | 2.0分/m | 1.5分/m |
10 < N ≦ 15 | - | 2.0分/m |
※括弧内は改良径φ1,400を超える場合の単位時間とする。
CMS-S工法
土質(N値) | 粘性土 | 砂質土 |
---|---|---|
N ≦ 5 | 1.0分/m(1.5分/m) | 1.0分/m(1.5分/m) |
5 < N ≦ 10 | 1.5分/m | 1.0分/m(1.5分/m) |
10 < N ≦ 15 | 2.5分/m | 1.5分/m |
15 < N ≦ 20 | - | 2.0分/m |
20 < N ≦ 30 | - | 2.5分/m |
※括弧内は改良径φ1,400を超える場合の単位時間とする。
改良径による吐出量と噴射圧力の関係
CMS工法
改良径 | 吐出量/分 | 噴射圧力 |
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φ=500mm | 50L | 6MPa |
φ=600mm | 60L | 8MPa |
φ=800mm | 80L | 10MPa |
φ=1000mm | 100L | 10MPa |
φ=1200mm | 120L | 12MPa |
φ=1400mm | 140L | 15MPa |
φ=1600mm | 160L | 15MPa |
CMS-S工法
改良径 | 吐出量/分 | 噴射圧力 | φ=800mm | 60〜100L | 10〜12MPa |
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φ=1000mm | 80〜120L | 10〜12MPa |
φ=1200mm | 100〜140L | 12〜15MPa |
φ=1400mm | 120〜160L | 15〜18MPa |
φ=1600mm | 140〜180L | 15〜18MPa |
施工手順
標準プラント図
施工写真・管理モニター
ICT施工
MITS工法では、地盤改良管理システムを搭載し、杭芯傾斜ガイダンスや出来形記録を行うことが可能です。
〇杭芯傾斜ガイダンス
GNSSによる杭芯ガイダンスとともに、チルトセンサーによる正面、側面2方向の傾斜ガイダンス。より高精度な施工を可能とします。
〇出来形記録
施工箇所の杭芯を記録することで、出来形管理の省力化が可能です。
※杭芯位置のみの管理となります。
※深度管理については既存システムでの管理となります。
MITS工法は、スラリー状セメント系固化材を原位置に添加する際、攪拌翼とスラリー中圧噴射を併用し、強制的に土を改良することにより、円柱状の改良体を造成するシステムです。現在MITS工法のシステムはCMSシステムとCMS-Sシステムがあります。